転がる香港に苔は生えない


4.1 ( 6381 ratings )
ライフスタイル ブック
開発者 JOHO CENTER PUBLISHING
8.99 USD

大宅壮一ノンフィクション賞受賞! いま変化に立ちすくみ、明日のための勇気が必要な人に必読の一冊。
転がり変わり続ける運命を当たり前に生き抜き、その上未来を夢見る─香港中国人たちの生き方を切なく美しく描いた感動の名作。
生きるも死ぬも自分次第、 バブル・返還・経済危機の丸二年間、取り残された街の古アパートに住み込んで、笑い泣き怒りながら、
まるごと体験した香港老若男女の等身大の生きざま。

【目次】
一九九六年八月十九日、香港時間午後一時四十分
第一章 香港再訪
第二章 深水
第三章 返還前夜
第四章 返還
第五章 逆転
第六章 それぞれの明日
第七章 香港の卒業試験
二〇〇〇年三月十五日、日本時間午前二時二十分 浅い眠りの中で見る夢は

著者プロフィール
星野 博美(ほしの・ひろみ)
中国返還前後の二年間、激動に揺れる香港の市井の生活を、広東語で人々と触れあいながら体験した、ほとんど唯一の日本人であろう。時代変化を見通す周到な観察力と人を見つめる優しさが、感動的なノンフィクションとなった。1966年東京生まれ、国際基督教大学卒業。著書に「謝々!チャイニーズ」、写真集「華南体感」がある。

※本書は、情報センター出版局発行の『転がる香港に苔は生えない』(2000年6月)のiPhone/iPad版です。